☆ 死亡届と火葬許可 〜 葬儀社に委託できない場合のために 〜

死亡届と火葬許可
火葬許可証発行までの大まかな流れ
死亡診断書
死亡届
役所に提出する
火葬(または埋葬)許可証

◇ 死亡届と火葬許可
 ご遺体を火葬(または埋葬)するためには、役所に死亡を届け出、火葬(または埋葬)の許可を受ける必要があります。この手続きは葬儀社が代行することが通例ですが、状況によってはご家族がしなければならない場合がありますので、その場合の参考のために手続きの概要を以下に示します。なお本文中の「埋葬」という語はいわゆる「土葬」のことを指します。
※ 遠隔地にご遺体を移送して葬儀をする場合や、公営葬祭サービスを受ける場合などが考えられます。

◇ 火葬許可証発行までの大まかな流れ
 @ 医師から死亡診断書を受け取る
 A 死亡届に必要事項を記入し、認印を押印する
 B 死亡届と死亡診断書を、市区町村の役所に提出する
 C 火葬(または埋葬)許可証を受け取る

◇ 死亡診断書
 医師が死亡を確認した後、その証明書として発行するのが「死亡診断書」です。死亡診断書には、死亡者の氏名・性別・生年月日や、死亡時刻・死亡場所・死因・手術の有無などが書かれています。
※ 通常、生命保険の請求などにも添付書類として必要です。

 用紙は多くの場合医師が持っています。もし無い場合は、役所の戸籍係の窓口に死亡届と合わせて一枚になった用紙が置いてあります。
※ 用紙そのものはコピーでもよく、死亡届と二枚に分かれても構いません。
 医師に必要事項を記入していただきそれを受け取ってください。一番下に医師名を書く欄がありますので、ペンによる自筆のサインか、ゴム印・印刷・コピー・カーボンコピーの名前に医師の名前の印(認印可)を押印していることを確認してください。
※ 自筆のサインの場合は押印は無くても有効です。病院の印は必要ありません。

注意!
 死亡診断書が発行されるのは「自然死」「死因の明確な死」の場合です。事故・自殺・突然死・原因不明の死などの場合、監察医や警察委託の医師による検案の後「死体検案書」が発行されます。(内容項目は大差ありません)
 その後の手続きも若干異なりますが、複雑になりますのでここでは触れませんので必要に応じてお問い合わせください。


◇ 死亡届
 行政に死亡を届け出る書類が「死亡届」です。死亡届には以下のような情報を記入します。

 ・死亡者の氏名・性別・生年月日
 ・死亡時刻と死亡場所 ※ 名称ではなく住所や施設所在地(死亡診断書に記載されています)
 ・死亡者の住所と本籍
 ・死亡者の配偶者の有無など
 ・死亡者の属する世帯の主な仕事(世帯主の職業分類) ※ 国勢調査の年には本人の職業・産業も
 ・届出人の住所と本籍
 ・届出人の氏名(署名)・生年月日
 ・火葬(または埋葬)の場所 ※ 使用する火葬場や墓地の名称
 ・予備的に、続柄や電話番号など
※ 本籍などが明確でない場合は、空欄のまま提出しても(業務時間内なら)役所が調べてくれますので大丈夫です。あるいは(時間外などで)本籍地不明のまま火葬許可証が発行される場合もあります。

 用紙は多くの場合医師から渡された死亡診断書と一枚になっています。 もし無い場合は、役所の戸籍係の窓口に置いてあります。
※ 用紙そのものはコピーでもよく、死亡診断書と二枚に分かれても構いません。
 印鑑は届出人の認印で構いませんので、署名の後と欄外(「○文字修正」などと書いてある場所か、無ければスペースのあるところ)に押印します。届出人自筆の署名があれば印がなくても受理されますが、基本的に役所は嫌がるので押印した方が無難です。
※ 無くてもわざわざ買わなくて良い、ということです。ただしその場合は本人確認のため可能な限り本人が窓口に届け出たほうが良いです。
※ 親族以外の方が届出人になる場合もありますが、複雑になるのでここでは触れませんので必要に応じてお問い合わせください。

◇ 役所に提出する
 書類の準備ができたら、市区町村の役所に届け出ます。
※ 政令指定都市(神戸市など)の場合は区役所です。
 届け出ができるのは、以下の3ヵ所の市区町村に限られています。
 ・死亡地
 ・死亡者の本籍地
 ・届出人の住所地
※ 「死亡者の住所地」がダメなことに注意!
 届け出る窓口は、本庁・支所・出張所(サービスセンター)の戸籍の係です。
※ 「市民課戸籍係」など、名称はそれぞれです。
 原則として24時間365日提出できますが、ほとんどの役所では休日や夜間の受付を守衛さんに委託していますので、守衛さんのいない出張所などでは業務時間内にしか提出できません。

 手続きに持って行くのは、以下のものです。
 ・死亡届
 ・死亡診断書
↑原本は還りませんので、コピーを取っておくことををお奨めします。
 ・届出人の認印(訂正印のためなので、これも無ければ構わない)

 なお、届け出は原則として「死亡を知った日から7日以内」と定められていますが、通常それまでに葬儀と火葬をしますので、火葬までに手続きをする必要があります。

◇ 火葬(または埋葬)許可証
 死亡届が受理されると、代わりに火葬(または埋葬)許可証が発行されます。この書類が無いと火葬(または埋葬)できませんので、必ず受け取ってください。
 用紙・レイアウト・手書きか印刷かなどは市区町村によって違いますが、内容は概ね変わりません。受け取ったら、届け出た内容と合っているか、また市区町村の印が押してあるかを念のため確認してください。

 火葬許可証の発行と同時に火葬場の使用申請を求められることがありますが、この手続きについては依頼する葬儀社と相談してください。「とりあえず届出と許可証の受理だけ」という選択もできます。
※ 個人で使用する場合は市区町村によって手続きが異なりますので、窓口で聞いてください。

 手続きは概ね以上です。ご不明な点があれば、役所か葬儀社にお問い合わせください。


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