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質問
「直葬」「密葬」「家族葬」の違いはなんですか?
回答
「直葬」とは、一般的に言われるところの通夜式や葬儀式といった宗教儀礼及び式典を行わず、火葬のみを行うものです。
「家族葬」とは、元々は家族や親族(姻族を含む)のみが参列する葬儀形態です。
「密葬」とは、その実態は「家族葬」に近似したものですが、本来は、後日あらためて家族・親族以外の方も招いて「本葬」を行う前提のもとに執り行われるものと捉えられております。


 但し、近年その区分けは曖昧なものとなってきているというのが実情です。
 「密葬」を除いて、これらの単語は凡そ15年ほど前から使われるようになった言葉です。葬儀形態の多様化に伴い、それぞれを区別するための造語ということになるかと思われます。
 しかし現状としては、特に「家族葬」という言葉の認識に大きな幅があり、参列者の少ない小規模葬、参列者を限定する葬儀などを「家族葬である」と捉える方も少なくありません。一概に「家族葬」といっても、本来の意味とされる「家族・親族のみのお葬式」である場合もあれば、いわゆる小規模のお葬式全般を「家族葬」と認識される方も少なくないということです。

 したがって、ここで一点注意が必要です。「家族葬」という訃報連絡を受けた場合、家族・親族以外の人間が参列できるのかどうかを確認をした方が賢明だということです。本来の「家族葬」の認識通り、ご遺族によっては、家族・親族以外の参列を本意としない方もあるからです。
[ 回答者:岡田守生 ] 2014/01/14
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実務者・研究者への補足
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