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質問
香典供花などの御厚志を辞退される葬儀に、弔電は送って良いのでしょうか?
回答
香典や供花・供物などをご辞退されるお葬式でも、弔電を送ることは差し支えないでしょう。

 弔電とは、亡くなられた方やご遺族・ご親族に対するお悔やみのお手紙と捉えられます。ご本人への感謝の気持ちを伝えたり弔意を示すことは、たとえ香典などの御厚志を辞退されるお葬式であっても、お送りすることは問題ないでしょう。

 香典や供花などを辞退される場合、ご遺族の気持ちに「葬儀に際して(金銭的)負担をかけたくない」という背景があると考えられます。そしてその先にあるのは、「ご厚志に対する返礼(香典返しなど)に気を遣いたくない」という意図もあるかもしれません。よって、ご遺族から「ご厚志は辞退させていただきたい」との申し添えがあれば、基本的にこれを遵守するべきと考えられます。
 一方で弔電の場合、一般的に(香典に対する香典返しのように)あらためて返礼の手配をするまでの気遣いは不要と考えられます。つまり、「弔電を送ったため、後でご遺族に余計な気遣いをさせてしまう」というようなことはまずないといえましょう。

 余談ですが、時折、葬儀の開式直前や開式後に弔電が届けられるといったケースがあります。せっかくのお悔やみのお手紙ですから、可能な限り早急にご手配され、基本的には葬儀前日の通夜(前夜式)には相手に届くようにしたいものです。
[ 回答者:岡田守生 ] 2014/01/29
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実務者・研究者への補足
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