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質問
本人の柩に入れてあげられるのはどんなものですか?
回答
それぞれ利用される火葬場の規定にもよりますが、基本的には「可燃物に限る」とお考えください。

 亡くなられた方とのお別れに際し、ご本人のお柩に思い出の品を入れて差し上げるという思いは大切なものです。ただ、火葬に際して柩に入れていいものや控えてほしいものについて、各火葬場は以前にまして細かく規定を設けているところが少なくありません。

 火葬とはつまり「燃やす」ということです。したがって、やはり基本的に可燃物に限定されるとお考えいただくこととなります。さらにいえば、可燃物であっても水分の含有量が多いもの、たとえば大きな(あるいは大量の)果物なども控えてほしいという火葬場もあります。

 逆に火葬に支障のないものであれば、基本的に大きな問題にはならないと考えられます。以前は「写真を入れると(映っている)人が連れて行かれる」などといった俗信も言われたものですが、近年ではそういったことはあまり気にされないようです。

 またクリスチャンですと「聖書や賛美歌集(聖歌集)を入れるのはどうか」というご質問もありますが、多くの教会においてそれを咎められるケースは少ないと思われます。ただ一方で「厚みのある書籍類は難燃で灰も多く残るため、棺の中に入れることは止めてほしい」といわれる火葬場も少なくありません。詳しくは所属教会の牧師(神父)や葬儀担当者にお尋ねください。

 因みに、ご本人のお身体にペースメーカーが入っている場合、必ず事前に申請していただくこととなります。申請のないまま火葬した場合、炉内で爆発が起こるなど、大きな事故に繋がる可能性もあるのでご注意ください。
[ 回答者:岡田守生 ] 2014/02/27 - 2014/06/21
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実務者・研究者への補足
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